プロセス

※調査(ホームインスペクション等)のみのご依頼は後半のみご参照ください
 

⑴ 建築相談・利活用相談・移住相談

 新築、増改築、はなれ(小屋)、リフォーム/リノベーション、古民家再生、空き家の利活用、耐震&断熱改修、ハーフビルド、ワークショップ、移住から調査や企画まで、住まいに関する相談をお受けします。無垢の木と実際の作り手である職人さんへのこだわりはありますが、「自分の作品をつくる」というスタンスではなく、例えば企画案やプランだけというようなご相談やこれでいいのだろうかというセカンドオピニオンもお受けします。設計事務所といっても自宅事務所ですので普通の家と変わりません。モヤっとした段階でのご相談の方がいいです。ざっくばらんに希望や質問をお聞きしたり、こちらの考え方や造り方、コストの話などをお伝えしながら、これは良さそうだと思われた場合のみ先に進めます。
  ホームインスペクション、耐震診断、土地探し、空き家探しなど調査業務のみの場合は、別途下記費用をお願いします。
 

⑵ 調査・企画案(1ヶ月〜半年程度)

 もっとも大切なのが現地調査と企画案。ここでいいものになるかどうかが決まりますので、たっぷりと時間をかけます。企画案のやり取りも数回必要になってきます。予算、ご希望をお聞きした上で、現地調査、法令確認、省エネや耐震性能の確認、予算確認などを行い、ラフな計画案を作成します。最も重要な段階で、実際にやり取りをしてみないとわからないことが非常に多く、双方でやりとりをしていく中で住宅計画案が固まっていくというイメージです。当方では以前着手金を頂いておりましたが、ある程度進めないとお施主様との相性がわからないため、ラフな計画案まで無償化することにしました。なお、作成した計画案の著作権保護のため(ノウハウの塊)、中止する場合はすべての計画案のご返却をお願い致します。計画案をベースに、別途ハウスメーカー等で進められる場合は、実費清算で計画案をお譲りしますのでご相談ください。また、お施主様との充分なコミュニケーションが取れないと判断される場合はこちらから辞退させていただくこともありますので予めご了承ください(与条件のみのコンペ等)。
 

⑶ 基本設計(1〜3か月程度)

 双方の信頼関係が築けた場合、設計監理契約を結び、企画案をもとに基本設計に入ります。模型やパースなどを交えて、納得のいくまで検討し、配置図・仕上表・平面図・立面図・断面図・模型・概算予算等を作成します。
 

⑷ 実施設計(1〜4か月程度)

 基本設計に基づき、工事に必要な詳細図面を作成します。ご予算に応じて細部の設計を調整することも可能です。建築意匠・家具造作・構造・電気設備・機械設備・外構等の設計図書を作成します。
 

⑸ 施工者の選定、予算調整(1ヶ月〜2か月程度)

 設計図書に基づき信頼できる施工業者に見積もりを依頼します。複数社に依頼することも可能です。また、特に改修等の場合、分離発注により基礎工事、大工工事、左官工事、設備工事などの各業者と別々の契約とすることも可能ですが、工事の取りまとめ役としての業務が当方に発生しますので別途ご相談させていただきます(総額でみた場合、かなり割安になることが多いです)。
 この間に、必要に応じて建築確認申請等の手続きをします。
 

⑹ 工事監理(規模、内容に工事期間は様々。新築の場合で6-7か月程度)

 設計図面通りに施工されているかを確認し、確認や変更等が生じる場合は、施主と工事業者と設計監理者で協議をし、書面で確認しながら進めます。実際に作る工事業者に気持ちよく作業する環境を作ることが良いものになる秘訣です。
 

設計監理料について

 予定総工事費の10%を上限として、建物の大きさ、内容の難易度、ご予算に応じて柔軟に設定させていただきます。最終的な総工事費をベースにはいたしません。国交相の示すガイドラインをもとに、実際かかった日数をベースに積算で設計料を計算すると遥かに高い金額となります。予定工事費の10%という考え方は、クライアントに有利な金額になっていることをぜひご理解ください。
 なお、オープンシステム(分離発注)の場合は、別途工事管理費用(工事監理とは異なります)が発生しますので15%前後となりますが、工務店経費(約30%)がなくなりますので、手間はかかりますが総額としては大幅に割安に仕上がります。
 実施設計の内容を限定するなど、ご予算に応じた対応も可能ですのでご相談ください。
 
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調査のみの費用について(すべて総額表示です)
⑴ ホームインスペクション(既存住宅状況調査)

(1)基本コース(報告書付) 55,000円
 目視・機器による一次診断  
 ※小屋裏は点検口から覗ける範囲+必要性に応じて侵入できる範囲
 ※床下は点検口から覗ける範囲のみ
 ※既存住宅状況調査+断熱確認を含んだ内容です
(2)オプション:床下侵入調査 +22,000円
 床下に入って詳細点検します(ただし、安全に入れる部分のみ)

 重要&時間がかかる場所ですの2名体制で対応します
 シロアリや床下の不具合+断熱確認
(3)オプション:設備の詳細調査 +11,000円
 電気ガス水道が使用可能な場合のみ
(4)オプション:一般耐震診断(報告書付) +33,000円
 (2)を選択していただく必要があります
 ※日本建築防災協会の基準による非破壊調査となります
 
※県内は交通費をいただいておりません。県外は要相談
※床面積が150平米を超える場合、50平米毎に+5,500円
※正確な平面図がない場合等は、調査用平面図採寸費用+11,000円となります。(1~2時間かかるため)
※調査項目は、原則、国交省の基準+断熱等独自項目に沿って実施します。
※ホームインスペクションは5万円までの半額補助制度がありますが、対象が「県内にある中古住宅の所有者(売買契約を締結した買主を含みます)」となっております。詳しくは、長野県の以下のページをご参照ください。2023年度現在。県の予算枠が上限に達すると終了ですのでご注意ください。
 http://www.pref.nagano.lg.jp/kenchiku/kurashi/sumai/shisaku/akiyaryustu.html
※既存住宅売買かし保証保険のみの場合は不動産仲介業者様にお申し込みください(検査が簡易なため検査料が安い)。現在、検査事業者コースのお取り扱いは中止させていただいております。
 

⑵ 一般耐震診断(非破壊調査に基づくもの)

 一般耐震診断のみの場合
  現地調査、解析、報告書作成 99,000円
 
※1981年5月以前の建築確認(旧耐震基準)の住宅は、公的な無償の耐震診断制度があります。
※新耐震基準であっても、2000年5月以前の建築確認のものは、現行の基準とは異なっているため、かなりの割合で評点1を下回っています。逆に言うと、この期間の住宅は最も耐震診断をする意味があると言えます
※非破壊検査なので目安としての数値となります
※古民家の「限界耐力計算」による耐震診断/耐震改修は別途ご相談ください。
 

(3) その他コンサルティング費用について

 住宅メーカーや工務店に依頼しているのだけど、基本計画、基本設計、工事のチェックなどをお願いしたいという場合は、個別のコンサルティング(アドバイザー)となります。コンサルティング内容が固まるまでの面談は無料です。しっかりとお話を伺った上で、実施内容が固まりましたら見積りを出させていただきます。なお、業務多忙な際はお受けできないことが多いので予めご了承ください。
 

(4) 相談業務の費用について

 土地探し、中古物件探し、安曇野地域への移住に関する相談、自邸(中古住宅のリノベーション)見学など事務所での相談は無償で対応いたします。うちで建築するしないは一切問いません。安曇野へのIターンの実際など自分でも経験しておりますのでお役に立てることも多いかと思います。現地調査、同行等は別途とさせていただきます。中古住宅の場合は、ホームインスペクションや耐震診断をぜひご利用ください。
 

(5) 紛争系のご相談について 

 建築業者との紛争系のご相談などは当方ではできませんので、一般社団法人 日本不動産仲裁機構の「不動産ADR(裁判外紛争解決手続き)センター」をご参照ください。
 
「住まいるダイヤル」
「不動産ADR(裁判外紛争解決手続き)センター」

  2023.10.1改訂